旗竿地に建つコーヒースタンドのある家

「カフェをやりたい！」という奥様の夢と、「一度きりの人生だから」と後押しされたご主人の思いを描いたT様邸のお家づくり。いいなとご覧になっていたルポハウスのSNSで、偶然友人である設計士を見つけて相談に来ていただきました。
土地探し、お住まいだった家の売却、店舗兼住居…特に「試行錯誤でした」という未知の分野であるお店づくりでは、設計士の豊富な知識をもとにしたアイデアに助けられたのだとか。こうして夢への大きな一歩が踏み出されました。

「最初からいい提案をいただけて、そこからずっと良かったな」と感じ進めてくだった打ち合わせ。店舗以外に重きを置かれた生活動線は、リビング～洗面・サンルーム～キッチンの小回りが利く連なりが快適です。
奥様のお気に入りは、好きな小物に囲まれるリビング。階段下には三角アーチとチェッククロスのスタディコーナーが完成、家族の気配を感じながら過ごせます。ご主人は、ドッグランが出来る中庭です。お家づくり中に愛犬が1匹、また1匹と増えた設計士驚きのハプニングも今ではいい思い出に。中庭と玄関の一体感による広がりを、ウッドデッキいらずのタイルに腰掛けながらお楽しみくださっています。
店舗兼住居を意識した外観では、提案した店舗側の塗り壁を採用いただき、白のラフな仕上がりが印象に残る佇まいに。住居側はチタングレーメタリックのガルバリウムで差別化を図り、見た目だけでなく住まい手の気分がオンオフできる住まいを目指しました。

お店をカタチにするため必須だった注文住宅。細かく決めていく様子を側で見ながら、お子さまたちも完成を待ち遠しく思ってくださっていたそう。自分たちの部屋をはじめとする居場所と心地良さを満喫していただいています。「年々変わる価値観のなかで、今の自分たちにあった家」に笑い声が響きます。

「ちゃんとお店になったなぁ」と奥様の明るいお声。コーヒーの香りに誘われ人々が集う場所で、ご家族と一緒に次の夢もかなえてくださいね。