ふたこぶハウス

「部屋」をつくるのか、「居場所」をつくるのか。
nLDKという部屋割りの概念を離れた
自由な暮らし方を提案するコンセプトハウスが、この「ふたこぶハウス」です。
いつもより少し自由に大胆に
住まい手とともに変わっていく、やわらかい家。

Facade
その名前が示す通りのふたこぶ屋根が印象的なファサード。
建築における実務的課題の一つである、斜線制限に対して
デザインによる解決を図りました。
そしてこのカタチは内包する空間コンセプトを最も端的に表しています。
Main Space
大きな吹き抜けをもつメインスペース。
ふたこぶの屋根形状を反映した勾配天井になっており
高低のギャップが、広い空間の間延びを防いでいます。
2階はこの屋根・天井の高低により、空間にくびれを作りました。
Main Space 2
フラットなデザインのペンダントライトの下には食卓。
メインスペースの両側に階段を設けており、
動線の自由度が2階空間のレイアウトの自由度を高めています。
住まい手の都合に合わせて、空間を一体的にも分割しても使えます。
Void
壁の操作によって部屋を割るのではなく、
高さの操作によって空間にゆらぎをつくったふたこぶハウス。
部屋を明確に間仕切ることなく、それぞれの居場所をつくることで
「間取り」という制限から、建物も住まい手も開放します。

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